日産NV350やトヨタ・クラウンにリコール&自主改善。NV350「走行不能の恐れアリ」、クラウン「消音器の型式記載が誤っている」

最悪の場合、オイルポンプの油圧が不足して走行不能となる恐れアリ

日産の商用車NV350キャラバンといすゞ・コモの2車種・計32,301台に大量リコール。

不具合内容としては、オートマチックトランスミッションにおいて、トルクコンバータのロックアップクラッチを固定するリベット寸法が不適切なため、強度が不足してリベットが破損することがあるとのこと。

そのため、リベットの破損片による摩擦材の異常摩耗等が発生して、トルクコンバータのロックアップができなくなり警告灯が点灯し、最悪の場合、摩耗粉によりオイルストレーナーが詰まり、オイルポンプの油圧が不足することで走行不能となるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。


対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は発生していないものの、既に96件もの不具合が発生ているとして、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[NV350キャラバン]
・LDF-CW4E26/CW4E26-003072~CW4E26-101138/平成29年5月15日~令和元年10月29日/1,141台

・LDF-CW8E26/CW8E26-006827~CW8E26-102537/平成29年5月15日~令和元年10月28日/2,611台

・LDF-DW4E26/DW4E26-000729~DW4E26-100265/平成29年5月18日~令和元年10月12日/262台

・LDF-VW2E26/VW2E26-032863~VW2E26-116302/平成29年5月15日~令和元年10月29日/15,517台

・LDF-VW6E26/VW6E26-022484~VW6E26-112231/平成29年5月15日~令和元年10月30日/12,435台

[いすゞ・コモ]
・LDF-JCW4E26/CW4E26-800081~CW4E26-810017/平成29年5月18日~令和元年10月16日/18台

・LDF-JCW8E26/CW8E26-800092~CW8E26-810009/平成29年5月18日~令和元年9月3日/11台

・LDF-JVW2E26/VW2E26-800837~VW2E26-810141/平成29年5月20日~令和元年10月25日/156台

・LDF-JVW6E26/VW6E26-800616~VW6E26-810135/平成29年5月24日~令和元年10月28日/150台

改善措置としては、全車両、トルクコンバータを対策品に交換し、特定の故障コードを確認した場合はトランスミッション本体を交換するリコール作業を実施するとのことです。

ちょっと珍しいトヨタ・クラウンのモデリスタに関する自主改善内容とは?気になる対象モデルは、以下の次のページにてチェック!